下水を熱源とする地域冷暖房とは

下水の温度差エネルギー(下水熱)は、都市に豊富に存在し、安定的に利用できる、環境にやさしいエネルギーです。 当社では、その下水熱を活用して地域冷暖房を行い、効率的で快適な空間を提供することで、地球環境の保全に大きな役割を果たしています。[詳細はこちら]

下水の温度差エネルギーの活用
Utilization of Temperature Differences

 下水は、気温に比べて、夏冷たく、冬暖かいという特性をもっています。この特性を有効に利用することで熱効率を高め、環境への負荷を軽減しています。また、下水汚泥の焼却廃熱を活用することで、更に高い省エネルギー効果を生み出しています。

大気汚染の低減
Reducing air pollution

 下水熱を効果的に使用することにより、化石燃料の使用を抑制しています。地球温暖化の原因となる二酸化炭素や酸性雨の原因となる窒素酸化物・硫黄酸化物の排出量を抑制し、地球環境の改善に貢献しています。

ヒートアイランド現象の抑制
Control Urban Heat Islands

 通常の冷房では、冷却塔や室外機により、大気に熱を放出します。下水熱を利用した地域冷暖房では、熱を下水に流すことにより、ヒートアイランド現象を抑制しています。

地域冷暖房の効果
Advantages of District Heating And Cooling

 地域冷暖房によって熱源機器を集約することで、エネルギーの効率的利用、個々の建物のスペースの節減、保守・管理における省力化を図っています。