・供給地域
文京区後楽一丁目で、延床面積約242,000㎡の建物に、冷水や温水をお届けしています。また、年間の使用実績は、令和5(2023) 年度実績で、67,592GJ(ギガジュール)です。


・主要設備一覧

機器名 機能 仕様
インバータターボ冷凍機(1号) 冷凍能力 1,000USRT
インバータターボ冷凍機(2号) 冷凍能力 1,000USRT
ヒートポンプ(1号) (熱回収型) 冷凍能力(直送) 350USRT
暖房能力(直送) 5,367MJ/h
ヒートポンプ(2号) 冷凍能力 1,300USRT
暖房能力 16,704MJ/h
ヒートポンプ(3号) (熱回収型) 冷凍能力 1,300USRT
暖房能力 16,909MJ/h
空気熱源チラー(1号) 冷凍能力(直送) 460.5USRT
暖房能力(直送) 5,832MJ/h
空気熱源チラー(2号) 冷凍能力(直送) 460.5USRT
暖房能力(直送) 5,832MJ/h
蓄熱槽(T1、T2、T3、T4) 容積 (T1)300㎥、(T2)170㎥、(T3)1,050㎥、(T4)85㎥
冷水蓄熱量(T3) 26,372MJ
温水蓄熱量(T1,T2,T4) 20,900MJ(合計)
地域導管 総延長(冷水管) 797m(φ250mm~φ800mm)
総延長(温水管) 796m(φ200mm~φ600mm)

・システムフロー(冷水製造)

外気温より温度の低い未処理の下水を使って、冷水を作っています。

① ストレーナ 3㎜の径の穴状のスクリーンで、下水中のゴミなどを取り除きます。 →詳細説明
② 熱交換器 温まった「熱源水」を下水で冷やします。(通常のシステムでは空気で冷やします。) →詳細説明
③ ヒートポンプ 冷媒ガスを蒸発させて、冷水を製造します。(冷蔵庫やエアコンの冷房と同じ原理です。) →詳細説明
④ 蓄熱槽 夜間電力を使い、冷水を貯め、昼間にお客様に冷水を送水します。


・システムフロー(温水製造)

下水に排出された都市廃熱を利用して温水を作っています。

① ストレーナ 3㎜の径の穴状のスクリーンで、下水中のゴミなどを取り除きます。
② 熱交換器 冷えた「熱源水」を下水で温めます。(通常のシステムは空気で温めます。)
③ ヒートポンプ 冷媒ガスを圧縮して、温水を製造します。(エアコンの暖房と同じ原理です。)
④ 蓄熱槽 夜間電力を使い、温水を貯め、昼間にお客様に温水を送水します。

・エネルギー削減効果